この狭い鳥籠の中で
(在這狹小的鳥籠中)

作曲/作詞 Revo


四角く切り取られた空 幼き日の私の世界
窓辺に降り立った君は 月光のように 優しく笑った……


März von Ludowing(メルツ フォン ルードヴィング)
←→Elisabeth von wettin(エリーザベト フォン ヴェッティン)
運命は結ばれることのない二人を、
無慈悲なその手で引き合わせてしまった……。


冷たい土の下に 埋められたはずの
歴史の闇の中に 葬られたはずの
陰の存在

友達が欲しかったけど それがどんな物か 知らなかったよ……

無明の刻の果てに 暴かれるままの
葦毛の馬の背なに 揺らされるままの
弱き存在


「もっと急ぎなさい!」
「御意!」
「もっと急ぎなさい、Walter!」
「御意、しっかりとおつかまり下さい!ハイヤー!」


鳥籠の中にいる事 それがどんな事か 知らなかったよ
君に遇うまでは 寂しさの色も 愛しさの意味も 知らなかったよ……

君は──
嗚呼 私だけの翼(ヴィント) 外に広がる世界を
嗚呼 優しい君の瞳(ヴィンク) 教えてくれた

鬱蒼と生い茂る夜の森 足下に綺麗な花を 頭上に星屑散りばめて
二人は笑った……


「ほら見て」
「わぁ、なに~?」
「綺麗なお花。」
「わぁ、本当」
「つけてあげるよ。」
「本当?可愛くしてね。」
「似合うよ。」
「本当、嬉しい!」
「じゃぁ今度はあっちへ行こう!」
「うん!」


どんな幸福(しあわせ)な出逢いにも 別離(わかれ)の日がある
そして それは突然訪れる 斜陽の接吻(くちづけ)


「メル この森には長居しすぎました…もうそろそろ」
「母上」
「何かしら?」
「せめて、せめて友達にお別れを言いたいのです」
「分かりました、あの子なら特別に許しましょう。さあ、行っておいでなさい」
「はい、行って参ります!」

「せめて私の代わりに、この娘を一緒に連れて行ってね」

「メル 絶対、絶対迎えにきてね!」
「ああ、約束さ」


(森の賢女が魔女として火刑台に送られ
後に私は彼の死を知る・・・ )

無常に流れる時がもたらしたものは
嗚呼 君の居ない灰色の季節と 唯 望みもしない婚礼

現在(いま) 水面に揺れる面影 すり抜ける過去の幻燈(ひかり)

衝動(イド)は枯れるまで 情欲(いろ)を湛えるけど
自我(エゴ)は知っている 《彼以外もう愛せない》と

狭い鳥籠の中 翼(きみ)を亡くした この世界で
地に堕ちるその刻まで 月光のように 羽ばたいてみせよう……


「弱き者、拒絶され、世界から虐げられた者同士が、
傷を舐め合っただけの幼い恋だと、キミは笑うだろうか?」


やがて疾りだす→夜の復讐劇→【第七の地平線】→物語は続く……


被切割成四方形的天空 年幼之時的我的世界
降臨窗邊停下腳步的你 如同月光般 溫柔的笑著……

März von Ludowing(梅爾滋 馮 路德維希)
←→Elisabeth von wettin(依莉莎白 馮 韋廷)
命運將不曾被繫上的二人、
用那無慈悲的手給牽繫在一起……。


冰冷的泥土下 應該被埋葬在那裡的
歷史的黑暗中 應該就這樣被送葬的
隱藏的存在

雖然想要有朋友 但那是怎樣的東西 也不曾了解過……

無明的時間盡頭 只是不斷的暴動
灰色馬匹的背上 不斷搖晃著的
虛弱的存在


「再快一點!」
「遵旨!」
「在更快一點、Walter!」
「遵旨、也麻煩要抓緊了!衝啊ー!」


身在鳥籠中這件事 是怎樣的感覺 都不曾了解過
直到與你相遇前 寂寞的顏色 憐愛的意義 都不曾明白過……

你──
啊啊 只屬於我的翅膀 外面廣大的世界
啊啊 你溫柔的眼神 教會了我一切

濃郁茂密夜晚的森林裡 腳邊美麗的花朵 頭上鑲滿著星辰
二人笑了……


「你看」
「哇、什麼~?」
「好漂亮的花。」
「哇、真的呢」
「我幫你別上吧。」
「真的?要弄得很可愛唷。」
「很適合呢。」
「真的、好開心喔!」
「那我們下次去那邊吧!」
「嗯!」


不論怎樣幸福的相遇 別離都會到來
然後 那將會是突然造訪 斜陽的親吻



「梅爾 已經在這個森林裡住太久了…也該是時候了」
「母親」
「怎麼了呢?」
「至少、至少讓我能去跟朋友做個道別」
「我知道了、如果是那孩子的話就特別同意你吧。來吧、快點去吧」
「好的、那我去了!」

「至少做為我的替代、把這孩子一起帶走吧」

「梅爾 絕對、絕對要來迎接我喔!」
「啊啊、約好了」


(森林裡的賢女被當作魔女送上了火刑台
不久之後我接獲他的死訊・・・ )

無常的時間裡流逝帶來的東西
啊啊 沒有你的灰色季節裡 唯有 並不期望的婚禮

現在 水面上浮動的倒影 擦身而過過去的幻燈片

衝動(古井)乾枯為止 情慾(顏色)雖能穿透
我自己非常明白 《除了他以外已經愛不了別人》

狹小的鳥籠中 失去了翅膀(你) 這個世界裡
直到墜落到地面為止 都會像月光一樣 讓你看見我展翅高飛……

「弱小者、被拒絕、被世界所脅迫殘害的同志者、
只是相互舔著對方的傷口那年幼的愛戀、你會笑著吧?」


不久就傳開→夜的復仇劇→【第七地平線】→故事在持續……

arrow
arrow
    全站熱搜
    創作者介紹
    創作者 響。生き残る 的頭像
    響。生き残る

    歌詞置き場、墓場

    響。生き残る 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()